塗料で差がつく外壁塗装・屋根塗装 選び方の基本

■ 外壁塗装・屋根塗装の塗料、どう選べばいい?
外壁塗装の際「どの塗料を使えばいいのか分からない」とお悩みの方は多くいらっしゃいます。
塗料にはさまざまな種類があり、それぞれに耐久性や価格、特徴が異なります。ご要望や今後のライフプランによって最適な選択肢は変わります。
ここでは代表的な塗料の種類と、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすくご紹介します。
■ 最近の塗料事情
最近の塗料メーカーは競争が激化しており、外資系塗料会社や日本のベンチャー企業が次々と塗料業界に参入しています。
新しい塗料が続々と発売され、その進化のスピードには私たち施工側も驚くほどです。
外壁工事をするにあたって、選べる塗料の種類が増えたことは、お客様にとっても「希望に合った塗料を見つけやすくなった」という大きなメリットがあります。一方で「選択肢が多すぎて、どれが自分の家に合っているのか分からない」「高機能な塗料って、本当に必要?」といった声も多く聞かれるようになりました。
塗料の選定には、カタログの情報だけでは分からない部分も多くあります。
そのため実際の建物の状態や、今後のライフプランなどに合わせ専門家と一緒に考えることが、失敗しない塗装につながります。
よくいただくご質問については下記のページにまとめておりますので、気になることがあればぜひご参考になさってください。
▶ 塗料選びQ&A集
■ 代表的な塗料の種類と特徴
● アクリル塗料
・耐用年数:約5〜7年
・価格は安いが耐久性が低く現在はほとんど使われません。
● ウレタン塗料
・耐用年数:約7〜10年
・密着性が高く扱いやすいが近年はシリコン塗料に置き換わる傾向があります。
● シリコン塗料
・耐用年数:約10〜13年
・価格と性能のバランスが良く多くの住宅で採用されています。
● フッ素塗料
・耐用年数:約15〜20年
・高耐久でメンテナンス頻度を減らしたい方におすすめ。価格はやや高めです。
● 無機塗料
・耐用年数:約20年以上
・無機成分が含まれ紫外線や熱に強く非常に長持ちします。費用は高い部類に入ります。
● ラジカル制御型塗料
・耐用年数:約12〜15年
・近年注目されている塗料。紫外線によって発生するラジカル(劣化因子)を抑えることで塗膜のチョーキング現象を軽減し長期間美観を保ちます。
・価格はシリコン塗料に近くコストパフォーマンスの高い選択肢として人気があります。
■補足ポイント|屋根塗装ならではの注意点
屋根は外壁よりも紫外線・熱・雨風の影響を強く受けるため外壁よりも劣化が早まる傾向があります。
また屋根塗装では遮熱効果のある塗料も選択肢のひとつとして注目されています。ご興味のある方はご相談ください。
■ 耐久年数と費用感の早見表(目安)
塗料の種類 | 耐用年数(目安) | 費用感(※) |
---|---|---|
アクリル塗料 | 5〜7年 | ★ |
ウレタン塗料 | 7〜10年 | ★★ |
シリコン塗料 | 10〜13年 | ★★★ |
ラジカル制御塗料 | 12〜15年 | ★★★ |
フッ素塗料 | 15〜20年 | ★★★★ |
無機塗料 | 20年以上 | ★★★★★ |
★は価格の目安で、数が多いほど高価格帯です。実際の費用は建物の規模や仕様耐久年数はあくまで目安です。実際の劣化スピードは建物の立地条件(日当たり・風通し・周辺環境)や下地の状態、施工方法などによって異なります。
■ 自分に合った塗料は、プロと相談しながら決めましょう
カタログを見るだけでは分かりにくい塗料選びも、施工経験が豊富なプロがアドバイスすることで選択がしやすくなります。
ファースト・リフォームではご希望をお聞きしながら、耐久性・仕上がり・価格のバランスを考えた一軒一軒の住まいに合わせた塗料をご提案いたします。
■ まとめ|塗料選びも、後悔しない塗装工事の第一歩
塗装は10年に一度の大切な工事。だからこそ塗料選びで失敗したくないですよね。塗料の特徴や違いに不安を感じたらお気軽にご相談ください。代表・志田がお伺いいたします。