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外壁塗装の色選び|思っていた色と違う?色の見え方と選び方

「今の外壁と同じような色がいいかな?」
「せっかく塗り替えるなら、雰囲気を変えてみたい」
「前回は思っていた色と違ったから、今度こそ失敗したくない」

外壁塗装の色選びは、初めての方も、2回目の方も、迷うことが多いものです。
実は、同じ色でも、面積の大きさや周囲の色、光の当たり方によって印象が変わることをご存じでしょうか。

これは単なる気のせいではなく、色彩の研究でも知られている現象です。

今回は、色選びの前に知っておきたい「色の錯覚」と、完成後のイメージとの違いを少なくするためのポイントをご紹介します。

1. 面積効果|色見本と外壁の違い

面積効果の図解|ブルーグレーの色見本と同じ色を広い外壁に使った場合の見え方を比較
面積効果を説明するイメージ図。画面上では実物の色や面積効果を正確に再現できるものではありません。

同じ色なのに、面積が変わると印象が変わる。これは「面積効果」と呼ばれる現象です。

例えば、色見本では落ち着いた色に感じても、家全体の広い外壁では、思ったより明るく、鮮やかに感じる場合があります。

面積による見え方の変化は、建物の壁面色を対象にした研究でも確認されています。ただし、すべての色が同じように変化するわけではなく、色の明るさや鮮やかさ、周囲の条件によっても異なります。

そのため「面積効果があるから、必ず一段暗い色を選べばよい」という単純なものではありません。

大切なのは、色見本だけで完成後の色を判断しないことです。

2. 色の錯覚|周囲の色による影響

明度対比の図解|同じグレーが白い背景では暗く、黒い背景では明るく見える
背景の明るさによって、中央のグレーの見え方が変わります。

少し不思議な話ですが、同じグレーでも、周りの色によって明るく見えたり、暗く見えたりすることがあります。

黒い背景の中にあるグレーは明るく、白い背景の中にあるグレーは暗く感じられやすい。これは「明度対比」と呼ばれる現象です。

私たちの目と脳は、色を一つずつ独立して判断するのではなく、周囲との関係にも影響を受けています。

外壁塗装でも同じことがいえます。例えば、同じ外壁色でも、黒いサッシと組み合わせる場合と白いサッシと組み合わせる場合では、家全体の印象が変わります。

屋根・サッシ・雨樋・玄関ドアなど、塗り替えない部分との組み合わせも考えてみましょう。

3. 光による色の見え方

外壁の色が晴れた日・曇りの日・夕方の光で違って見える比較図
同じ外壁でも、日差しや天候によって明るさや色の印象は変わります。

外壁の色は、太陽の光にも影響されます。晴れた日の直射日光では明るく見え、日陰では落ち着いた印象になることがあります。

また、朝と夕方では光の色や角度が違うため、室内の照明で見た色見本が屋外では違って感じられることもあります。

色を確認するときは、実際のお住まいの屋外で、日なたと日陰を見比べることをおすすめします。

4. 住宅街との調和

落ち着いた色の住宅街で青い外壁の家が目立って見える比較図
周囲の住宅との色の差によって、建物の印象が変わることもあります。

色選びでもう一つ考えたいのが、周囲の環境とのバランスです。
例えば、落ち着いた色合いの住宅が並ぶ街並みの中に、鮮やかな色の家が一軒あると、その建物が強く目立つことがあります。

目立つことが悪いわけではありません。ただ、自宅だけを見て気に入った色でも、道路側から街並みの中で眺めると、違った印象になることがあります。

佐倉市には景観計画や色彩ガイドラインがあり、街並みに配慮した色選びの考え方が示されています。具体的な基準や届出の要否は、建物の規模や場所、工事内容などによって異なります。
周囲と同じ色にする必要はありません。ご自身の好みを大切にしながら、街並みとのバランスも考えてみましょう。

佐倉市・印西市では、実際にどんな色が選ばれているのでしょうか。地域の施工実績から見る人気の外壁色ランキングもご紹介しています。

5. ツヤと模様

外壁塗装では、色だけでなく「ツヤ」と「外壁の質感」も大切です。

塗料には、艶あり・7分艶・5分艶(半艶)・3分艶・艶消しなどの仕上げがあります。ツヤありは光沢が目立ちやすく、3分艶や艶消しは落ち着いた印象になりやすいなど、塗装色が同じでも光の反射によって見え方が変わります。

外壁塗装のツヤ比較|艶あり・7分艶・5分艶・3分艶・艶消し
艶あり・7分艶・5分艶・3分艶・艶消しの比較例。実際の光沢は塗料や光の条件でも異なります。

また、平らな色見本板と凹凸のあるサイディングやモルタル壁では、影のでき方や光の反射が異なります。複数色で模様がついていた外壁を単色で塗り替える場合も、色だけでなく模様の印象が変わります。

色だけでなく、ツヤや外壁の模様も合わせて考えることが大切です。
※選べるツヤの種類は、使用する塗料によって異なります。

6. 色選びのポイント

ここまでの色の見え方を踏まえ、ファースト・リフォームでは、まず色見本帳からお好みの色を選んでいただきます。気になる色を絞るときには、色見本帳を実際の外壁に当てて見比べることもあります。

エスケー化研の色見本帳。外壁塗装の候補色を比較するためのカラーチャート
色見本帳から候補の色を選びます。

その後、候補の色でA4サイズの色見本板を作成し、実際のご自宅の外壁に当てて確認していただく方法を取っています。使用する塗料で対応できる場合には、3分艶や5分艶(半艶)など、対応可能なツヤに合わせた色見本板もご用意できます。

色を決める前に確認したいこと

確認すること見ておきたいポイント
色の大きさ色見本帳だけで決めず、A4サイズの見本板でも色を確認する。
光の当たり方実際の外壁に当て、日なたと日陰の両方で見比べる。
周囲とのバランス屋根やサッシ、雨樋、街並みとの組み合わせを確かめる。
ツヤと模様希望するツヤや、外壁材の凹凸による印象の違いを考える。
今と近い色にする場合現在の外壁が色あせている可能性も踏まえて、色を比較する。

色選びでは、今の外壁に近い色を希望される方もいれば、せっかくなら雰囲気を変えたいという方もいらっしゃいます。
今の色に近づけたい場合は、年月による色あせにも注意が必要です。現在の外壁色が、前回塗装したときの色と同じとは限りません。

佐倉市染井野では、前回の外壁色を気に入っていらっしゃったお客様に、色あせを考慮しながら近い色をご提案しました。
› 佐倉市染井野|お気に入りの色に近づけた塗り替え事例

一方、雰囲気を変えたい場合は、実際の施工事例を参考にすると、色の組み合わせや仕上がりをイメージしやすくなります。
› 外壁カラー事例集|色を変えた施工事例を見る

どちらの場合も、完成後の色をイメージしながら、実際のお住まいで確認することが大切です。

カラーシミュレーションは、色の組み合わせや全体の雰囲気を考える際に便利ですが、画面上の色と実際の塗装色には違いが生じることがあります。

また、A4サイズの色見本板でも、家全体の仕上がりを完全に再現できるわけではありません。
それでも、実際の外壁に色見本板を当て、自然光の下で色やツヤを見比べることで、完成後のイメージをより具体的に考えることができます。

ファースト・リフォーム代表の志田が住宅の外壁に大きな色見本板を当てて確認する様子
代表・志田も、実際のお住まいで色の見え方を確かめています。

まとめ|納得できる色選びのために

外壁の色が変わると、住まい全体の印象も大きく変わります。
今の色を大切にしたい方も、新しい雰囲気を楽しみたい方も。色の好みは人それぞれです。
だからこそ、ご自身が気に入った色を、納得して選んでいただくことが何より大切だと考えています。

ファースト・リフォームでは、お客様のご希望を大切にしながら、色の見え方や建物とのバランスなど、専門店としての視点もお伝えしています。

「この色にしたいけれど、実際はどう見えるかな?」
そんな小さな疑問も、お気軽にご相談ください。

一緒に考えながら、納得のいく色選びをお手伝いできればと思います。

ファースト・リフォーム代表 志田雄一郎

この記事を書いた人|志田 雄一郎

ファースト・リフォーム代表/一級塗装技能士

色選びには、ご家族それぞれの好みや希望があると思います。 迷われたときには、実際の色の見え方や 建物とのバランスについてもお伝えします。 気に入った色を安心して選んでいただけるよう、 お手伝いできればと思います。

› 代表・志田の提案への思い

色の見え方・景観についての参考資料

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