【第2回】佐倉市の屋根カバー工法|寿命を左右する“下地補修と防水シート”の重要工程
目次
佐倉市白銀にて、屋根カバー工法の工事を進めています。
今回は、屋根の耐久性に大きく影響する「下地補修」と「防水シート(ルーフィング)施工」についてご紹介します。
第1回でお伝えした“屋根カバー工法のメリット”をしっかり活かすために、今回の工程がとても重要になります。
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📌 第1回をまだご覧になっていない方へ
「屋根カバー工法とは?塗装との違いとメリット」を解説しています。
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既存屋根の状態を詳しく確認します
まずは屋根全体の状態を確認します。
写真のように、棟板金の浮き・カビやコケの広がり・屋根材の割れ・反りなど、経年劣化が進んでいる箇所が複数見られました。
築30年以上の住宅では、屋根材そのものの寿命が近づいていることが多く、塗装では十分な耐久性が確保できないケースも増えています。
そのため「長く持たせたい」「次のメンテナンスまで安心したい」というご希望から、
カバー工法を選ばれる方が近年とても増えています。
※掲載写真には、施工中の現場に加えこれまでの施工事例から参考としてわかりやすい写真を使用し、工程の流れをイメージしていただきやすいよう工夫しております。

傷んだ部分を撤去し、下地を補修します
傷んでいる部材を撤去し、内部に雨水が入りやすい場所を重点的に補修します。
棟部分の木材を交換し、固定強度と耐水性が確保できる状態に整えています。
「見えない部分をしっかり修繕する」ことで、仕上がりの耐久性が大きく変わります。

雨水の侵入を防ぐ“要チェック箇所”を丁寧に
・棟板金の継ぎ目
・外壁との取り合い
・谷板金まわり
・勾配の変わり目
雨水が溜まりやすい・入りやすいポイントは特に丁寧に対応しています。
細部の処理を確実に行うことで、雨漏りリスクを大きく下げることができます。

防水シート(ルーフィング)を屋根全体に敷設します
防水シートを屋根全体に敷いていきます。
写真のように一面を隙間なく覆うことで、屋根材の下から雨水が侵入することを防ぎます。
重ね幅・立ち上がり・外壁との取り合い部分なども一つひとつ丁寧に調整しながら施工しています。
屋根全面がルーフィングで覆われた段階で、建物内部への防水性能がしっかり確保された状態になります。

まとめ “見えなくなる工程”こそ丁寧さが大切です
屋根カバー工法は、仕上がってしまうと多くの部分が外から見えなくなります。
しかし本当に耐久性を左右するのは、
・下地の補修
・防水シートの敷設
・役物(棟板金まわりなど)の処理
といった、完成後には確認できない工程です。
ここを省略したり急いで進めてしまうと、良い屋根材を使用しても長持ちしません。
10年、15年先の安心のためには、“見えないところまでしっかり整える”ことが大切だと考えています。
ファーストリフォームでは完成時の見た目の美しさはもちろん、その先の暮らしを長く守れるようにすることを大切にしています。
屋根の気がかりはお気軽に無料点検を
ご自身で屋根の状態を確認することは、落下や転倒の危険がともないます。
気になるところがある場合は、無理をせずまずはご相談ください。
気になる部分だけの点検でも大丈夫ですので、お気軽にお声がけいただければ安心です。
屋根工事の実績多数あります
▶屋根カバー施工事例はこちら
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📌 次回のご案内
次回の【第3回】では「屋根カバー工法の完成」をテーマにご紹介します。
防水シートの上から金属屋根材を一枚ずつ丁寧に葺き上げ、
ビフォーアフターの写真とともに、仕上がりの変化をわかりやすくお伝えします。
この記事の監修者
志田 雄一郎(しだ ゆういちろう)
ファースト・リフォーム 代表/一級塗装技能士
千葉県佐倉市出身。創業30年、地域密着型の外壁・屋根リフォームを手がける。自社職人による丁寧な施工と、お客様との長いお付き合いを大切にしている。屋根・外壁の点検から補助金対応まで幅広く対応。
