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【染井野特集】佐倉市の高意匠住宅街に合わせた塗装提案|劣化症状と施工の注意点

本記事は、佐倉市で30年にわたり地域密着の施工を続けるファースト・リフォーム代表 志田雄一郎(1級塗装技能士)の監修のもと、千葉県都市計画マスタープランなどの情報や当社が1992年〜2025年に実施した現地診断記録をもとに構成しています。


染井野はどんな住宅地?

染井野は、1990年代に東急不動産と大林組の共同開発によって造成された住宅地です。
「景観と住環境の調和」をテーマに整備され、ゆとりある区画設計、歩道の緑地帯、建物高さの統一など、計画性のある美しい街並みが現在も保たれています。

建築様式の特徴

染井野の住宅は、以下のような特徴を持つ高意匠な街並みとして知られています:

  • カーポート付き2階建住宅も配置されており、車社会に配慮した設計となっています。
  • 洋風・和モダンなどのデザイン性の高い住宅が中心で、住宅ごとにこだわりが見られます。
  • 外構や庭まわりも含めた街区設計がなされており、統一感ある景観が保たれています。
  • 外壁・屋根材はタイル調サイディングや洋瓦風スレートなど、色味も落ち着いたトーンで統一されています。
  • バルコニーや窓まわりには格子やアーチ、アイアン風手すりなど、装飾性のある意匠が多く見られます。
  • 敷地にゆとりがあり植栽や庭木を活かした景観が形成されており、シンボルツリーや生垣の整備された家も豊富です。
  • ハウスメーカーによる分譲が多く、仕様や構造が共通しているため、劣化の傾向や補修方針の判断がしやすい特徴があります。
  • 電線の地中化や景観配慮型の街灯など、美観を維持するためのインフラ整備が行われている区画もあります(丁目により異なります)。

ファースト・リフォームでは創業当初より染井野地区で多くのお客様にご縁をいただいており、3回目の塗装をご依頼くださる方も少なくありません。定期的な訪問点検のご要望も多く、地域の皆さまにとって身近な塗装店としてお付き合いを重ねてまいりました。


丁目ごとの傾向と築年数の違い

染井野は丁目によって住宅のデザインや建材、築年数に違いが見られます。それぞれに合った点検・メンテナンスが必要です。

佐倉市染井野住宅街

染井野1〜6丁目|1990年代の分譲住宅エリア

計画的に整備された街並みと住宅デザインの特徴

造成時から「美しい街並みと暮らしやすさの両立」を目指し、道路幅や歩道の緑地帯なども計画的に整備。外観は洋風や和モダンをベースとし、景観との調和を保っています。

外壁材とその劣化傾向

主にモルタル塗装や窯業系サイディングが採用されており、築30年を超える現在では、チョーキング、ヘアクラック、コーキング剥がれなどが多く見られます。

木部の劣化

破風板や幕板など意匠的な木部が多く、紫外線や湿気による塗膜の浮き・腐食が進行しやすいため、板金巻きや交換対応が必要になることも。

湿気・シロアリへの注意

公園や緑地が多く、湿気がこもりやすい環境により、木部や床下のシロアリ被害にも注意が必要です。

染井野7丁目|2000年代に整備された比較的新しい戸建住宅エリア

街並みとデザインの多様性

2000年代中盤以降に開発された街区で、建売と注文住宅が混在し、住宅ごとに多彩な外観デザインが見られます。統一感と個性のバランスがとれた街並みが特徴です。

外壁材と施工上の注意点

難付着性のサイディング(光触媒・フッ素)や、多彩色仕上げの意匠系サイディングなど、個性ある外壁材が多く採用されています。一方で、モルタル仕上げの住宅も見受けられるなど、外壁材の種類は一様ではありません。

難付着性のサイディング材は一見すると再塗装が不要に見える場合もありますが、実際には経年による劣化が確実に進行します。再塗装の際は、外壁材に適した下塗り材を正しく選定することが重要で、判断を誤ると塗膜の剥離や仕上がり不良といった施工トラブルにつながるリスクがあります。

そのため現地での正確な調査と、それぞれに応じた対応が欠かせません。

木部のメンテナンス

築15〜20年を迎えた住宅では、軒天や破風板などの木部劣化が進行する時期。塗装だけでなく、補修・交換が必要になるケースも。 また、ウッドデッキやウッドフェンスといった外構木部の劣化により、再塗装や交換をご希望されるケースも見受けられます。

湿気・シロアリへの注意

湿気がこもる立地条件ではシロアリや木部内部の劣化が進行していることも。総合的な点検が重要です。


よくあるご相談

染井野地区では、築年数や立地に応じて、さまざまなご相談が寄せられます。

2回目・3回目の塗装をご検討中の方からは、破風板の剥がれや木部の腐食補修に関するお問い合わせを多くいただいています。また、床下点検や防蟻対策を併せてご希望される方も増えており、総合的な住まいのメンテナンスが求められています。

さらに、景観に配慮した塗装カラーのご相談も多く、美しい街並みに調和する色選びに関して専門家としてのご提案が重要です。

また、ウッドデッキやウッドフェンスといった外構木部の腐食により、塗装では対応しきれず交換をご希望されるケースも増えています。

最近では、破風板や幕板などの木部の傷みに対し、木部交換の他、板金巻きによる長期保護をご希望されるケースも多く見られます。美観と耐久性を両立させる手段として、板金巻きを選択されるケースも増えています。

さらに、屋根のカバー工法や棟板金の交換についてもご相談をいただくことが多くなっており、屋根全体の保護や雨漏りリスク軽減を目的とした施工需要が高まっています。


事前に注意すべきポイント

染井野地区での塗装やリフォームをご検討の際には、以下の点にご注意いただくと安心です

外壁だけでなく、木部や床下を含めた総合点検が重要です。 湿気がこもりやすい立地の場合は、外壁の劣化だけでなく、破風板や幕板などの木部腐食、床下のシロアリ被害も見逃せません。初回塗装時よりも幅広いチェックが求められるのが、2回目以降の施工です。

景観との調和を意識した色選びを。 街並みに統一感がある地域では、外壁の色を選ぶ際にあらかじめご近所への配慮や、所属する自治会への相談が必要となるケースもあります。事前に周囲の景観との調和を意識した色選びを行うことで、安心して塗装が進められます。

10年後を見据えた施工が大切です。 外観の美しさだけでなく、今後の劣化や構造の保全をふまえた下地補修や素材選定が欠かせません。短期的な見た目の回復だけでなく、長期的に安心できる施工を意識することが、2回目・3回目の塗装ではとくに重要です。
▶2回目塗装のポイント
▶3回目塗装のポイント

実際の施工事例紹介

染井野U様邸
▶20年のお付き合い、2回目リピート




染井野 I様邸
▶塗装と同時に補修対応で安心の暮らしを




染井野 S様邸宅
▶屋根棟板金の修繕+木部塗装




染井野 I様邸宅
▶二回目のご依頼、前回の色が気にいったのでもう一度




染井野 M様邸宅
▶いい職人さん、色アドバイスも◎



染井野 Y様邸宅
▶ご近所さんの紹介。大正解でした



染井野 O様邸宅
▶20年のおつきあい。二度目のご依頼


染井野 K様邸宅
▶3回目の塗装。ずっと頼りにしてます。


染井野 S様邸宅
▶2度目のご依頼。間違いない。


染井野 I様邸宅
▶創業以来20年以上のお付き合い。ご近所で評判でした


染井野 K様邸宅
▶二度目のリピート。ガラッとイメチェン成功です


染井野 I様邸宅
▶ご実家を2回塗装、今回はご自宅も!


染井野 K様邸宅
▶2回目の塗装+木部の傷みは板金巻きで安心


染井野 S様邸宅
▶ご近所の口コミで初めてのご依頼。今までと近い色味で変わらない美しさを


染井野 I様邸宅
▶2度目のご依頼。街並みに美しく溶け込むブラウンに


染井野 O様邸宅
▶2回目の再依頼。塗装+木部の張替えでリフレッシュ


染井野 K様邸宅
▶木部腐食が進行し幕板を窯業系に。今後のメンテも楽々


染井野 I様邸宅
▶二回目のご依頼。傷みのあるウッドデッキも交換しまるごとキレイに


染井野 A様邸宅
▶ メリハリ2色塗装+雨どい交換し大満足


染井野 K様邸宅
▶ レンガとの配色バランス◎さらなる高級感



よくあるご質問|染井野での塗装工事について

Q. 外壁だけでなく木部の補修もお願いできますか?
A. はい、染井野では木部の劣化が進行している住宅も多く、破風板や幕板の腐食に対して「板金巻き」や「部分交換」などの対応をご提案しています。


Q. 塗装のタイミングはどう判断すればいいですか?
A. 「外壁のひび割れ)」や「コーキングの割れ」「色あせ」などの症状が目安になります。染井野では築15〜30年の住宅が多く、2回目・3回目の塗装をご検討中の方も少なくありません。
劣化サイン別・塗り替え時期の目安はこちらの記事をご覧ください。


Q. 購入時に「汚れにくい外壁材で塗装の必要は当面なし」と聞きました。本当に塗装は必要ないのでしょうか?
A. 新築時に「光触媒」や「フッ素コーティング」が施された外壁材は、確かに汚れがつきにくく美観が長持ちする特徴があります。このような外壁は【難付着性サイディング】と呼ばれ、表面に特殊なコーティングがされているため一般的な塗料が密着しにくい性質を持っています。ただし年月が経つとコーティングも劣化し、見た目にはきれいでも防水性や保護力が低下し塗装が必要になります。
再塗装時は「下塗り材(プライマー)」を間違えると、塗膜が密着せず剥がれるなどの施工不良につながる恐れがあります。そのため素材に合った適切な下塗り選定がとても重要になります。
難付着サイディングの見極めと対策についてはこちらで解説しています。


Q. 実際に塗装をお願いした方の評判を知りたいのですが…
A. ありがたいことに、佐倉市染井野をはじめ、地域のお客様から多数のご依頼とあたたかいお声を頂いております。ファースト・リフォームではGoogleクチコミにて、佐倉市内各地で施工させていただいたお客様のリアルな感想をご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
Googleクチコミはこちらからご覧いただけます。




まとめ|塗装+構造保全で、景観と安心を守る

染井野は美しい街並みに高意匠住宅が並ぶ一方で、築年数に応じた劣化や建材ごとの適切な対応が求められる地域です。

  • 劣化箇所の見極めと下地処理の徹底
  • 構造材や木部の保護
  • 景観に配慮した提案と色選び

これらを踏まえ、外壁塗装は「見た目の美しさ」だけでなく「次の10年を見据えた価値ある施工」が鍵となります。塗装とあわせて傷んだ部分の補修や素材に応じた手入れを行うことで、末長く快適に暮らせる住まいが実現します。

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✅ 参考文献・引用元

ファースト・リフォーム 現地診断・施工記録(1992年〜2025年)

佐倉市都市計画マスタープラン(千葉県都市計画課)

All About「景観に配慮された郊外住宅地の魅力」

ファースト・リフォーム代表 志田雄一郎

この記事の監修者

志田 雄一郎(しだ ゆういちろう)

ファースト・リフォーム代表/1級塗装技能士

佐倉市で30年、地域に根ざした塗装工事を手がける専門家。

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